【2008 静岡ホビーショー 作品集 】
'08年の静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同展示会のテーマは「新作」。
ルマンのタイトルが付くクラブにも関わらず、毎年ルマン出場者が少ないのはご愛敬。
一人で複数台製作された方もありましたが、ここでは一人一作品ずつ掲載しました。


LOTUS EMOTION (1995 Concept Car)
YOW MODELLI  by DOI

  コンセプトカーを中心にユニークなアイテム選択が魅力の「YOW modellini」から ロータス・エモーションを作ってみました。

 ボディ下部のスソ上げとホイルベースの拡大で、若干ボディプロポーションを 変えています。 またタイヤもバランスをとる関係上、後輪だけ一回り大きくしました。

 その他ノーズのグリルの開口、リアタイヤ前のインテイクダクトの彫りこみ、 サイドミラーステイの傾斜を強くする等の小改造を加えています。
 
PEUGEOT 905 EVO(1992 Le Man)
STARTER  by HIROI

 プジョー905の1992年ルマン優勝車です。
 前年のスマートなスタイルから一変、ちょびっとエグみ入ったEVOになりました。 ボクシングならば贅肉の無いミドル級から小さいながら筋肉質のヘビー級へ進化 したした形は、実力もマイク・タイソン並みでありました。

 工作はインダクションボックスを彫りこんで、それらしく見える様にした程度で ほぼ直組、塗装もデカールの上からのクリアは吹かず、とにかく失敗なく完成させることを目標に頑張りました。
 苦労したところはリアウイングがダブルで並行させるが難しく、また重さもあるのでボディへの取り付けがなかなか決まらず、接着という基本の大切さを身にしみました。
 また、ボディ中央の奥まった部分にあるラジエターをどの様に塗ればよいか分からず、今回は見送りとしたところが、我ながら情けない。
 しかし、反省点は在るものの一応の完成を見たことで満足感も大きく、今後も楽しく悩みながら励んでみようと思う次第です。

 
LOTUS 40 (1965 International Guards Trophy)
SMTS  by KABASAWA

 1965年8月のバンクホリディのブランズハッチでのガーズトロフィーでジム・クラークがドライブしたクルマです。
 ヒート1でギアトラブルでリタイヤ。ヒート2ではブレーキトラブルでコースアウトと散々でした。 グループ7スポーツプロトタイプのLotus30の改良版でしたが戦闘力は上がらず、このカテゴリーでロータス最後のクルマになりました。

 SMTSというメーカーのキットで、ボディーのみレジン、シャーシーや小物はホワイトメタルで引き物やエッチングも要所要所に使われています。
 イギリスのメーカーなのでデカールは焼けていて使い物になりませんでしたので、作ってもらいました。

 SHSではスロットカー世代のオジ様に懐かしんでいただけました。
 
NISSAN GTP (1988 IMSA)
STARTER  by KAWAKAMI

 1988年、日産がIMSAで8連勝した車です。しかしながら1ポイント差で
メーカータイトルを逃すといったいったところが日産らしくていいですね。

 キットは古いスターター。デカールはボロボロなので、塗りわけ、バキュームも 黄ばみがひどかったので、作り直してます。中途半端なボディのブルーは調色 してます。いい色でけっこう気に入ってます。

 改造箇所はリアウイングが高いので低めに修正、ウイングステーもそれに 合わせて修正しました。作業としては結構、楽しかったです。

 実はこのキット、昨年、不幸にも亡くなった日産好きの某メンバーのキットを 譲り受けたものです。
 静岡に連れてってあげることができ、ほっとしてます。
 
ABARTH 750 Bialbero Pininfarina (1958 Record Braker)
BARNINI  by UENO

 この車はピニンファリーナがデザインした空力ボディーを持ち、アバルトの750ccDOHCエンジンを積み、モンツァで速度記録を打ち立てました。

 キットはバルニーニで、気持ちよくペーパーで一回り削り込むことが出来ました。部品点数は少ないキットで、クリアーパーツの合わせだけ、苦労しました。
 

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